スクーミーデイの様子をご覧ください!
スクーミーデイとは?
スクーミーで課題解決能力を身につける際に意識することは、「自分が取り組んだことが誰かの役になって、喜んでもらえた」という達成感を味わってもらうことです。そのため、スクーミーを使う環境はとても大切になります。
スクーミーを課題解決ツールとして使うフェーズは、
STEP.1
1、自分のために(自分が楽しめるもの)
まずは、自分が作りたいと思ったものを作りましょう
STEP.2
2、家のために(家族など)
家族で一緒に作ってもいいし、困っていることやこうなってもらいたいことをインタビューするものいいかもしれません。
STEP.3
3、学校のために(友達や先生など)
先生が困っていることをみんなの力で解決しよう
STEP.4
4、地域のために(地域のおじさん、おばさん、地域課題の解決)
地域の課題や魅力をまずは見つけ、それを解決したり発信する方法を考えよう
STEP.5
社会のために(SDGsなどの社会問題)
どんな問題があるか調べてみよう。自分なら何ができるかな?
「こまった・・・。」を「ありがとう!」にかえる感動体験こそが、子どもたちの創造力、学ぶ意欲を駆り立てます。
スクーミーを使って、月に1プロジェクト、家族でテクノロジーを使ったものづくり(スクーミーデイ)プロジェクトの紹介をします。
スクーミーデイに重要なのは、もっと家がこうなったらおもしろい!という、アイデアを、家族で出し合い、協力していきながら開発していくことです。
流れを紹介します。
スクーミーデイの流れ
1、作戦会議
家の中や、家の周りにどんな課題があるか、作戦会議を行います。また、一番はじめはこどもたちもイメージができないと思うので、まず大人がこどもたちに、どんなことに困っているかを聞きましょう。そして次のスクーミーデイでは、家族全体で作戦会議、そして、こどもが大人にインタビューできるような環境を作りましょう。
・親が、こどもにインタビューをする。家の中がどうなったらおもしろいかとか、どんな時にこまったになるのか聞いてみましょう。
・家族で作戦会議をする
・こどもが親にインタビューする
2、実験する
スクーミーのHPに、「ミッションにとりくむ」というページがあります。
ここで紹介しているのは、実験のミッションと開発のミッションです。このミッションをやってみてください。
※ここでは、スクーミーの使い方は省略します。
参考
実験のページschoomy.com
参考
開発のページschoomy.com
3、開発する
基本的には、基本セットに入ったコネクタンでできる開発をまずはオススメします。
距離センサー、光センサー、LED、スピーカーを上手に使いこなして、家の課題を解決できる装置を作りましょう。
スクーミーでは、まずものを作ってみることから始めますので、多くのプログラムが用意されています。
参考
プログラムリストschoomy.com
POINT
『誰のために』『どんな課題を』『どうやって解決するか』をしっかり明確にすることです。
課題解決には、必ずストーリーがあります。
そのストーリーを大事にしながら、「こまった」を「ありがとう」に変えていきましょう。
事例紹介(郵便が届いたらお知らせする装置の挑戦!)
スクーミーデイのモデル事例として、小学生の男の子2名とお母さんたちで挑戦しました!
そして、課題としてあげられたのが、、、、『猿』
この地域は、猿がたくさん出るみたいです・・・。猿の被害をなんとかできないかというものでした。
で、
今回は、その課題解決の準備として、距離センサーでどんなことができるのかを考えました。
そこで挑戦したのが、
『郵便が届いたら、明かりがついて知らせる』
です。
距離センサーの取り付けの工夫を行なっていました。
もっと短い距離になった時に反応するようにしたいと意見が出て、早速プログラミングスタートです。
距離の表示を見ながら、最適な数値に変更しました。
そして取り付け、、、。
ポストに郵便物が入ったら、明かりがついてお知らせしてくれて、その郵便物をとると、明かりが消える仕組みを作ることができました。
お母さんたちは、驚きの表情「本当にできるんだ・・・」こどもたちは、満足顔!
大成功でした。
次は、いよいよ猿対策ですね!
お母様からのメッセージ
・家で、みんなで家族揃って学ぶことができるのはとてもいいと思いました。友達2、3人と大人が集まって定期的に行うのもいいかもしれない。
・そもそも開発を、家でできるのが不安。開発に関する知識がないので、新しくパソコンの使い方とかを勉強する必要があるのか。またプログラミングとは?という状況なので、説明されればわかるけど、ない場合は、親が勉強しなきゃいけないのかな?って状態になる。
・今までは、子どもたちが家や地域の周りの課題に対して、こうしたらいいんじゃない?というアイデアはこどもたちからも出てきました。アイデアはでても、それを実現できるツールがなかった。このスクーミーであれば、それができそう。
・工作が好きで普段から色々作っているのですが、作って終わりになってしまっているので、それに満足せず、自分の作ったものにテクノロジーを加えて、さらに面白いものにしてもらいたい。工作の幅が広がるし、誰かのための開発ということも行うので、先が楽しみ。
・どんどんやってくれそう。課題解決するエリアを、自分の周りから、家の中、そして外へ、地域、社会へとフィールドを広げていってほしい。
ありがとうございました!
お母様からの意見を踏まえて、今後の展開
MEMO
以下、ほぼメモです。今後の企画の参考にしていきます。
・やはり、大人側に、心理的に、ハードルが高いものになっている。しかし、大人も、子どもたちと一緒に学ぶスタイルをとることができるため、必ずしも大人側に絶対的な知識がないといけないという訳ではない。(パソコンの基本的操作はできることが前提)そのため、家族間での適切な役割分担が重要になる。大人の方が、こどもにもプログラミングに関することを教えてもらうことがあるかもしれない。
・家族の時間を有意義に過ごすための手段として、スクーミーデイを行い、家族が話し合い、どんな課題があって、どうやって解決することができるのかを、開発しながら考えることで、子供のテクノロジー活用能力の育成を家で行うと同時に、家族間の交流ができる。家のスマート化は、自分たちでやる勢いで、DIYジャンルにテクノロジーが加わると面白いと思う。こどものプログラミング学習にもなると同時に、親も学ぶことができるので、毎月1回のスクーミーデイを進めていきたい。
地域での体験イベントを通して、家族を対象にした企画を実施する
パソコンのセッティングや基本的な仕組みを参加者に教える意味も込めて
↓
家庭で、スクーミーデイを実施する
↓
子供たちの長期休業や、土日を活用して、地域へ家族旅行(ハッカソン×ツアー)
地域コミュニティなどをどんどん作っていき、開発した事例などもどんどん紹介できるようにしていく
家族の時間を作り、話し合う環境を用意する。
ただ話し合うのではなく、何かを作りながら話し合う創造的な議論を行うことができると思う。
子供たちの『できた!』という満足感が、自信に繋がり、また新しいものを作りたいという姿勢が見られたので、よかった。
まずは、家の中から、そして外へ。課題解決する自分のエリアフィールドを広げていけるような環境を作っていきたい。
『学校』、『地域』、『家庭』の連携を大事にし、こどもたちの教育環境を整備していきたい。